訪問歯科の内容、使用する治療機器、お伺いできる訪問先、対象の患者様、料金についてご紹介しています。

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竹内歯科の訪問車の写真 訪問歯科とは、ご高齢や脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・認知症・骨折・麻痺など、色々な原因によって、歯科医院に「通院が困難になった方」を対象として、ご自宅や施設等で、歯科医師および歯科衛生士が訪問し、歯科治療を行うことを言います。

竹内歯科の訪問歯科診療のご案内

当院では、少しでも楽しい食生活を送ることができるよう、患者様のおかれている様々な状況に合わせて「咀嚼」・「嚥下」・「リハビリテーション」の各方面からサポートし、患者様のQOL(Quality of Life)の維持・向上に貢献したいと考えています。

前述のような全身的な問題が原因で通院ができない状態は、ご自身でのハミガキを行うことが難しいことでもあり、口腔内の清掃が不十分となってしまうことが多くみられます。もともと虫歯・歯周病に罹りやすかった方は、どんどん進行し、それに伴って、歯の痛みや歯茎の腫れが生じ、食べることに苦痛を感じるようになっていきます。
入れ歯のイラスト
更に、脳梗塞などの脳血管疾患や、ALS(筋委縮性側索硬化症)に代表される運動ニューロン病は嚥下関連筋の運動障害を伴い、食べ物や液体を飲み込むことが困難になることがあります。
これにより、食事中の誤嚥・窒息のリスクが上がり、一方で、細菌を多く含んだ唾液が気管に入ってしまうことで、誤嚥性肺炎を発症する可能性もでてきます。
誤嚥性肺炎は繰り返すことがしばしばみられ、そのたびに体力を消耗してしまいますので、注意が必要です。

適切に嚥下運動が行われているかについて、内視鏡を用いたVE(videoendoscopy)や造影装置を使用するVF(videofluorography)によって嚥下機能検査を行い評価されます。
VEは鼻から鼻咽腔ファイバースコープを挿入し、上咽頭から中咽頭~下咽頭部を覗きます。嚥下運動中の食塊形状・喉頭蓋の動き・食道入口部の開閉などを観察して嚥下機能評価を行うものです。
一方、VFは造影装置を用いて、嚥下中の造影剤入りのとろみ水などの通過を透視画像として見ることができ、正確な嚥下機能評価を行うことができます。

当院訪問診療ではVEを装備しており、東京医科歯科大学 摂食リハビリ外来で十分に研鑽を積んだドクターが安全・正確に検査を行います。
VFは大型の装置が必要となるため、まずVEを行い、状況に応じて東京医科歯科大学摂食リハビリ外来にご紹介致します。
竹内歯科の訪問診療コンセプト竹内歯科の訪問診療コンセプト

治療機器について

院内で行う歯科診療には、歯を削る機械・水を吸う装置・患者様用椅子等を複合させた歯科用ユニットと呼ばれているものが備え付けられており、 患者様を椅子へ誘導して治療を行います。
一方、訪問歯科診療では、全身的な理由から、何とか体幹保持ができ歩行が可能な方、麻痺などにより体幹保持が困難で車いすの方、基本的にベッドにいらっしゃる方など、患者様のおかれている状況は様々です。従って、どんな状況にでも合わせることができるように、持ち運びやセッティングに自由度があるポータブル歯科用ユニットというものを使用いたします。

ポータブル歯科用ユニット

これを普段使い慣れた椅子や車いす、ベッドサイドへ持ち運び、患者様が少しでも楽な姿勢・環境で歯科治療を提供することができます。
治療内容については、ほぼ院内診療と同様に、虫歯治療・歯の神経の治療・歯周病治療・外科治療・入れ歯治療を行うことができます。

食事中にムセることが多くなった、最近食欲がなくなった、体重が減ってきているなどの患者様には、嚥下機能検査の為、内視鏡をご用意しています。

内視鏡とVE画像

内視鏡で喉の内部を観察しながらトロミのついた液体や食事をして頂き、飲み込みが十分できているか、飲み込みのタイミングが適切かどうか、残留物が多いかなどを評価し、適切な食事形態・食事中の姿勢・食事道具・リハビリテーションをご提案致します。
精密検査が必要な場合はVF(嚥下造影検査)が必要となるため、関連病院へと御紹介させて頂き、検査を行って頂きます。

訪問歯科診療の予約・お問い合わせ電話番号は03-6808-4788、FAX番号は03-3680-3010です。
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